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二軸延伸PBTフィルム
ボブレット BOBLET

ボブレットは、当社コア技術「チューブラー同時二軸延伸法」を応用した世界初の二軸延伸PBTフィルムです。

PBT樹脂×チューブラー法によって実現した

環境負荷低減に貢献する新たなフィルム

【特長】

耐ピンホール性

 

ONYと同等の強靭性(耐突刺・耐衝撃・耐屈曲)に加え、PETと同等の耐摩耗性も兼ね備えています

加工適性

 

PBTはPETと同じポリエステル系樹脂であり、ONYのような吸湿性はなく、加工適性も良好です

環境負荷低減

 

上記の特長から、包材の減容化や加工・充填時の歩留まり改善により環境負荷の低減に貢献します

【用途】

【性能データ】

近年、調理の手軽さや加熱時間短縮により排出CO2を削減できることから、レトルト食品の電子レンジ対応化が進んでいます。 しかし、パウチのレンジ加熱には、内容物の成分や形状または加熱条件により、加熱中にパウチが破袋する潜在的な課題があります。 ボブレットはその課題の解決に貢献します。

採用事例

ハウス食品様 咖喱屋カレー レンジ対応パウチ

「WorldStar Award 2023」、「AsiaStar Award 2022(消費者包装部門)」を受賞
「ハウス食品 咖喱屋カレー レンジ対応パウチ」は、ハウス食品グループ本社株式会社様と東洋製罐株式会社様が共同で実用化した、食品用電子レンジ対応プラスチックパウチです。 加熱時に発生することがある包材の穴開きを、弊社ボブレットをご使用いただくことで、耐熱フィルムを追加することなく防止することに成功しました。 また、独自の加工技術により優れた開封性を付与し、プラスチック使用量の削減と性能向上を同時に達成しています。

レンジ対応パウチの穴あきは、塩分や油分の多い内容品やレンジ機種によって発生する場合がありましたが、この課題を解決することでレンジ対応パウチの更なる普及に貢献できます。 湯煎による加熱からレンジでの加熱へ変えることで加熱時間が大幅に短縮され、調理中のCO2排出量を約80%削減することが可能です。

ボブレットのメリット

これまで、内容食品の成分やレンジ加熱条件が複合して起因となるようなレンジアップ中のパウチの穴あき対策としては、 耐熱フィルムの追加という、環境負荷低減に逆行する方法が取れていました。また、内容食品の成分も穴あきの一因となることから、 食品メーカーが理想とするレシピではなく、レンジアップが可能なレシピへと改良することで製品化するケースもありました。
ボブレットは、より環境負荷の少ないレンジ対応パウチでの、理想のレシピの実現に貢献します!

レトルト適性

ハイレトルト処理前後の強度変化比較(ハイレトルト処理:135℃×30分)
ボブレットはONYとPETの耐ピンホール性を兼ね備えていることから、PET//ONY構成からボブレット単層への置き換えによるプラスチックの減容化が可能です。 特に、ボブレットは低温下・冷凍下で他基材との優位性が顕著になるため、冷凍食品での採用が進んでいます。
採用事例▽
冷凍環境適性▽

採用事例

冷凍総菜 トレイトップ材

冷凍環境適性

深絞りトップ材では、包材のカールを抑制するために、表基材に厚番手のCPPを用いるケースがよくみられます。 ボブレットはチューブラー法を起因とした収縮バランスの良さがあり、フィルム厚みを薄くしても厚番手CPP構成と同等程度にカールを抑制することができ、プラスチック使用量を削減することができます。 また、CPPを使用することによる包装時のトラブルも解消できます。

採用事例

ボブレットのメリット

加工適性

吸湿による影響比較
PBTはPETと同じポリエステル系の樹脂であり、ONYと比べると吸湿影響をほとんど受けません。
そのため、ONY基材を使用時に見られるような吸湿カールや高湿下での滑り性の悪化がなく、 またピッチ安定性もあることから、印刷や製袋、また充填時の歩留まり改善が期待でき、プラスチック使用量の削減にも貢献します。

【他基材との物性比較】

【グレード・規格】

【詳細説明資料】

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【関連製品リンク】